OS液-消臭液開発の記録

OS液-消臭液開発の記録

口内革命やエチケットビューの原材料であるOS液は、緑茶抽出液、野菜果物抽出エキスなどを配合した成分です。
そのOS液の開発記録をご紹介致します。

 

OS液の消臭効果エチケットビューのテスト結果

消臭液開発

●OS液への挑戦
1981年に、ニンニク等の臭いを消す為に開発に着手しました、現在でも競合各社はマスキング消臭製品が主体
ですが、弊社は当時臭いを元から分解消臭出来ないかと考え、緑茶を中心として10年余の歳月をかけ開発に成功したもので、OS液と名付けました。

東京大学工学部化学工学科で、ニンニク消臭効果テストとしてガスクロマトグラフ(FPD-163)による分析を行ない1990年当時、高い評価を受けました。 又、(財)日本食品分析センターにて、主要製品のエチケットビユーでの急性毒性試験を依頼し、結果その安全性も確認しています。
(第198102941-003号)

更に、アンモニア、トリメチルアミンの消臭試験でも、(財)日本食品分析センターに評定テストをお願いし、結果数時間で消臭という他に類を見ない結果が出ております。
(第198121154-003号.199010310-001号)

●OS液の成分及び特徴
緑茶浸出液.野菜果物抽出エキス.水溶性のビタミンB類.ビタミンC、オリゴ糖を配合したものです。

日本及び世界で注目されているように緑茶には坑酸化作用.抗菌作用.活性酸素除去作用.コレステロール上昇抑制など様々な薬効が有ると知られ、また、緑茶に含まれるカテキンは免疫、消臭作用などが有ると言われています。

ビタミンB.Cは肌に良いのはどなたにも知られ、また、オリゴ糖は腸内のビフィズス菌のバランスを整え、ダイエット効果や老化の防止、便秘解消、動脈硬化防止などの素材として認められ、厚生省が認可した特定保健用食品にも採用されています。

●臭い発生の考察
口臭の要因
口臭には口中臭と胃臭とが有ります。口中臭は、飲食物の臭いが口内に付着したか、飲食後の食べかすが口内に残り雑菌と作用し発臭したか、歯槽膿漏の臭い等が上げられます。
胃臭は、ニンニクやお酒等、臭いのきつい食事をした時や胃潰瘍等による臭いが、口からする場合を言います。
便臭の要因
大腸には、食物から摂取される蛋白質や脂肪等を分解して、必要な栄養素を作ります、その時発生する未消化の物質から出る沢山の細菌が有り、その主たるものがウエルシュ菌や大腸菌で、これらが未消化の成分と結合して、アンモニア.インドール.スカトール.トリプタミン.メルカプタン.アミン.硫化水素等を発生させます。 これらが複雑に混じって、いやな便臭を発生させています。
体臭の要因
食物が胃と腸で消化されながら栄養素を吸収されると同時に、分解腐敗物が血液中に吸収され身体の汗腺から臭いとして発散されているものです。

 

ニンニク試験

東京大学工学部化学工学科1991年実施

ニンニク臭並びにOS液添加(2%液)による効果について、日立製作所応用技術センターにて厳正にガスクロマトグラフ(FPD-163)による分析を行ない別紙記録紙の通りの結果を得た。 それにより2.5時間後にその60%以上が完全に消去している事は明白である。 本試験はOS液2%液を用いて行なったものであり、その濃度を高める事によりその効果は倍増することが推測できる。

よって、OS液のニンニク消臭効果は有効であり、高く評価できるものと判断する。

ニンニク臭残存率

急性毒性試験

(財)日本食品分析センター(第198102941-003号)

1.試験目的
検体について、OECD化学物質毒性試験指針(1981)に準拠し、マウスにおける急性経口毒性を調べる。
2.検体
エチケットビュー細粒 性状:淡黄色顆粒
3.試験液の調製
検体を精製水に懸濁し、250mp/mlの試験液を調製した。
4.試験動物
4週齢のICR系雌雄マウスを日本エスエルシー(株)から購入し、約1週間の予備飼育を行なって一般状態に異常の無いことを確認した後試験に使用した。試験動物はポリカーボネード製ケージに各5匹収容し、室温23度±2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において飼育した。飼料「マウス、ラット用固形飼料;ラボMRスットク、日本農産工業(株)」及び飲料水(水道水)は自由に摂取させた。
5.試験方法
試験群及び対照群ともに雌雄それぞれ10匹を用いた。 投与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した後、試験群には雌雄徒ともに検体投与量として5.000mg/kgの用量を胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。対照群には雄には0.6ml雌には0.5mlの精製水を同様に投与した。 観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から一日一回の観察を行なった。投与後7及び14日に体重を測定して検定により危険率5%で群間比較を行なった。観察期間終了時に動物全てを剖検した。
6.試験結果
1)死亡例及び死亡率「雌雄ともに観察期間中に死亡例は認められなかった」
2)一般状態「雌雄ともに観察期間中に異常は見られなかった」
3)体重変化(表ー8及び9)
投与後7及び14日の体重測定では、雌雄ともに各群間で体重増加に差は見られなかった。
4)剖検所見
観察期間終了時の剖検では、雌雄ともに全ての試験動物の主要臓器に異常は見られなかった。

体重変化

7.考察
検体について、OECD化学物質毒性試験指針(1981)に準拠し、マウスを用いた急性経口毒性試験(限度試験)を実施した。
本指針では、5.000mp/kgの用量で死亡例が認められた場合は、LD50値を求める詳細な試験が必要であると指示している。しかし、本試験ではこの用量で死亡例は見られず、剖検時にも異常は見られなかった。したがって、検体のマウスに単回経口投与によるLD50値は雌雄ともに5.000mg/kg以上であると考えられた。